第14章 代償
ーーー約48時間後。
消毒の匂いが鼻を掠め、重い瞼をゆっくりと開ける。
・・・・見慣れない白い天井が視界に映り、なんとなくここは病院なんだと理解した。
あれ、、、私…生きてる…
まだぼんやりとする頭を巡らせ記憶をたぐり寄せる。
…確か高専に着いて、、男が突然現れて…
五条が刺されて、、、、
『ーーーッ⁉︎』
記憶が戻りハッと目を見開いた。
ちょっと待って⁈えっ、⁉︎ここ病院⁉︎⁉︎
慌てて上体を起こそうとしたが全身に激痛が走り起き上がる事すら出来ない。
そして自分が点滴やら呼吸器、心電図のモニターなど沢山の管に繋がれている事に気づいた。
待って、待って、、、
あれからどうなった?
五条はっ?あの男は⁈理子ちゃんや傑は、、⁈⁈