第7章 燻る想い。
それからは硝子の厳しい体調管理のお陰もあり体調はかなり良くなっていった。
けれど単独での任務はほぼ無くなり、私が任務に入る時は傑や五条のサポートとして同行する事が増えた。
サポートというのは表向きで、特級クラスの2人が私の助けを借りる事はまずないのだけれど…。
だから私が出来る事と言えば、、、
校門の前で車が停車すると、五条はドアに手を掛けてニッと口の端を持ち上げた。
「じゃ、、報告書宜しく〜。」
『げっ、、3件全部〜〜⁈』
今日は五条と2人で3件立て続けに任務をこなした。
いや、こなしたのは五条なんだけれど…。
でも長時間の車移動で五条のくだらない話に付き合ったのだからこれはかなりの重労働に値するはず。
・・とは言え、現場では五条に任せきりだったから文句は言えない。。
報告書、書くの苦手なんだよなぁーーー…
これがら傑だったら絶対手伝ってくれんのにっ‼︎
鼻歌を歌いながら前を歩く五条の背中をギリリ、と睨みつけながら重い足取りで歩いていると、
「あっ!五条さんとさんだっ‼︎」