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閻魔様のHな毎日

第3章 陰抓楓乃、死にました


その瞬間、私は言葉を失った。





「死ね」





無機質にそう言う男。


その手には、
















拳銃があった。













もう一度真後ろで女の人が叫ぶ声を聞き届けながら、男は何発か発泡し、それは全て私のお腹のあたりに命中した。





どんどん薄れゆく意識の中、私は今までの記憶をぶり返していた。



小学生の入学式の事。

沢山泣いたり笑ったりした剣道の試合の事。


……そして、昴と出会った日の事。





やだよ。死にたくない、生きたい。まだ昴と一緒にいたい。














……でも、ひどく眠たい。





私はそこで意識を手放した。
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