第5章 おでかけ 2
カリカリ
「ニュー」
「開けるのかな?」
ガチャ
扉を開けた先には
「ワン!」
「にゃー」
部屋にたくさんの動物達がいた
きらきら
「きゃー!まさかこの部屋を教えてくれたの?ありがとう!」
きゃっきゃっ
ひょい
(うん、楽しそうで良かった。)
で
(触りに満足したのか犬を抱えたまま寝てる)
「すぅー····」
ぱしゃ✿
(うん、いい寝顔だね)
なでなで
(次に見せる世界は喜ぶかな?離したくないな~···)
くん
「ニュー···」
「ニュー」
「ん?私の顔がなんか悲しそう?」
「ニュニュニュ」
「··いつかの"さよなら"が怖くてね。だから今いる"時間"を手放したくないんだ」
ふわっ
(君が望むポール君でいてあげよう)