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昼の子‪✙夜の子 Ⅱ

第4章 紙紐



彩華は優しく、吸血鬼に対しても人間と変わらない接し方をするし

怒る時は怒る(怖い)

そして···。


(俺の彩華でもある。色んな物を俺は貰った)

だから次は俺が


ぎゅ
「····」

「ロナルドさんどうしました?」

「手、貸して」

言われた通りに私は手を差し出す。

ロナルドさんは慣れない手つきで赤いリボンを結ぶ

「今はさ!これしか無いけど···いつかでいいんだ。俺と···俺と···う"ー···」

「大丈夫ですよ」

「ーー!、俺と··結婚してくだちゃい!··えーん!噛んだーー!」

「····」

結ばれた指は違うけど、彼なりに一生懸命出した答え

ならば私が出す答えは

ぐすっ
「えーん···」

「ロナルドさん」

「うん··?」


すっ

添えられた両手が吸血鬼の頬に触れ









「はい、喜んで//」

「彩華、泣いてる?(綺麗な涙)」
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