第3章 おでかけ
『ーーー』
『ーーー』
さぁぁ。
「··さん」
「ドラウスさん」
はっ
「ーー!」
「何か操作で分からない所ありましたか?」
「···特にないよ」
「なら良かった。まぁパスワードはひとまずドラルクさんの誕生日にしますね。後ほど分かったらこのボタンを···」
何故だろうか
あの白い花の中で私に微笑む姿が
✖✖✖ではなく
✿✿なのか。
✿✿✿
「えっ!?バレた!?」
ぶい
「さすが退治人だよね。上手く話しておいたよ」
「はわわわ。でも抗議電話はありませんよ」
「それはドラウスのスマホ教室って話したら呆れていたからね」
「息子を出汁に···。でも良かった」
「そうだ。今日は思い出の場所に連れて行くよ」