第3章 おでかけ
「パスワードは何にしますか?ドラウスさ··ん」
「···彩華と同じ番号が、いい」
「何故、ロナルドさんに?」
「別に、寂しがってる顔をしてるから元気づけようとしたとかではないぞ///」
「答え全て吐き出してますね。ありがとうございますドラウスさん」
ぱぁぁ
「良かった···って//(何ホッとしてるんだ!?)」
「パスワードなんですが、私と同じにするより··奥様と出会った日にしましょうか。はい、ここに数字を打ってください」
「ミラさんと出会った日··」
あの日に私から話した言葉。
周りに咲き誇る白い花··
(何の花だったっけ)
優しい匂いがした
答えをくれたミラさんの微笑みが忘れられなくて