第9章 各々 ナギリさん
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外出た瞬間終わったわ~天気はいいのに進めない~
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「あっ電話だ」
「変な音だな··」
「ヌヒー」
「はいもしm」
『どこにいるんだ!?家にもいないし··』
「今ですか?ジョンくんと天体観測ショー見に行った帰りです!」
「····(嘘ついて、それでも隣にいてくれる)」
すっ····キュッ
「今から事務所に··!、戻りますね」
空いた手の上に手を乗せて優しさを感じると
さらに小さい手が重なり
(ふたりの手)
幸せだ
ぴっ
「お待たせしました、ナギリさん?」
にぎにぎ
「やわらかいな」
「ナギリさんの手は大きいですね、私は好きですよ。綺麗な手」
「綺麗じゃない。俺は···沢山人を殺してきた」
「それでも綺麗···ナギリさん」