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1番隊隊長との過ちから始まる話【マルコ】

第1章 01


なんでこうなったんだよい…
今まで大事にしてきたのに、あの日の俺はどうしちまったんだ。

ずっとの事が好きだった。
これは以外の周知の事実。
あの日も他の奴らが気を利かせ1人また1人と酒を切り上げ帰っていった。

あんなことになるならちゃんと思いを伝えておけば良かったよい。

訓練の指導をしながらも頭はの事ばかり考えてしまう。
少し向こうからこちらを見ているを見つけ目があった。

……思いっきり顔そらしちまったよい……。

ーーーーー

あれからの姿が見えないと思えば次の島の偵察にでたらしく、今日やっとその島に上陸した。
偵察前に話しておきたかった。顔逸らしたのは俺だけど…
なんてもやもやしたまま一足先に上陸してるを探す。

が見つけたこの町の酒屋にはすでに沢山の仲間たちが集まり酒を飲み交わしていた。
店の奥のカウンターにを見つける。

カウンター越しに店員と何やら楽しそうに話しているのが気に入らない。
マルコ隊長と呼ぶ声を適当にあしらいながら
真っ直ぐにのいる場所に足を進めた。

「」
「あぁ、マルコお疲れ様。お腹減ってるんじゃない?ここのパスタは絶品だよー」
そうメニューを差し出しながら言うの腕を掴み引っ張りそのまま店の外に出る。


「マルコどうしたの」
手を引かれるがままについてくるは周りに人気がなくなったあたりで口を開いた。

「どうしたのじゃないよい」
大きくため息をついてを見れば小首を傾げて腕を組むがいた。

「あの日の事…悪かったよい」
「あ、あぁ…そんなに気にしてくれてたの?」
少し驚いたような顔をして言うに頷く俺。
「そんなに気にしないで…私も悪かったんだし、それに、……か…ったし」
「?」
続けて話すの言葉に頭を上げると
顔を真っ赤にして視線を逸らす姿が目に映る。

「き、気持ちよかったし……相性が良かったのかもね‼︎だからもう気にしないで、じゃあね‼︎」

最後は捲し立てるように言い残し来た道を走って戻るを見送った。

気持ちよかった…

顔が熱い
心臓がうるさい

やばい、かわいすぎるよい‼︎

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