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【呪術廻戦】抱きしめた分だけ君を想う

第13章 その笑顔








「悟様、12時より本家にて会食がございます」




「あぁ」




「必ずご出席なさる様にとのことです」




「はいはい、わかってるよ」




あぁ、面倒だ。



ガキの頃から着慣れているはずの着物も



悟様と呼ばれるその気持ち悪い言葉使いも



会食という名のジジイどもの戯言を聞くだけの無意味な集まりも




全部が面倒でくだらねェ。




呪術界の御三家、五条家。




その次期当主、五条悟。



それはこの世に生まれたその瞬間から決まっていた。




それも当然だ。五条家の宝と言われている六眼と無下限術式両方を持って生まれたのだから。




まるで神の子だと言われ騒ぎ立てられた。この子が将来呪術界の頂点に立つと言われ育てられた。




俺の見え過ぎる眼は色々なモノを写し、歳を重ねるごとにそれは絶望にも似たやるせなさで埋め尽くされていったというのに。



呪術界はクソだ。



ゴミのような上層部の集まり



まるで腐ったみかんのバーゲンセール。









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