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MapleProject〜Happybirthday〜

第16章 神楽亮大誕生日特別ss




俺以外のメイプロに勤務している方も含めて全員帰ったところで社長に呼ばれる。

『ねえ、優。率直な意見を聞いてもいい?』
『どうした?』
『神楽さんの事。輝かしてあげたいけど努力が報われない時、辛い時、それこそアンチがではじめたりした時がどうも心配なの』
『理解はしているけど少し甘く見ているなって事は俺も感じたよ。でもそれも含めて俺たちが気づいてサポートするのが類のやりたい事なんじゃなかったのか?』
『……そう……だね。ありがとう!』

思い詰めていた顔が晴れる。
やはり悩んでいたようだ。
そして数日後合格者の方のみを集めてMapleProjectについての説明をしたりした後それでも大丈夫な方はこの日に契約書を貰う。最後に契約書を持ってきたのは神楽君だった。

『待ってたわよ』
「ギリギリになってとても不安になってしまって……でも、決心しました。これからよろしくお願いします。」
『ええ、こちらこそよろしくね。ねぇ、デビューしたらもちろんアンチも出てくる。努力が報われないこともある。それでもしんどくなって悩んでしまったら必ず遠慮なんてしないで話してくれる?』
「はい!……というか相談していいんでしょうか?」
『もちろんよ。そこまでサポートさせて頂くわよ』
『僕達マネージャーもしっかりとサポートさせて頂きますので気軽に相談してくださいね。』
「ありがとうございます!」

こうして神楽君はうちのアイドルになった。


そして現在
――
あの時社長に何度も辛い時の話をされていたから本当に辛いのだろうと思っていたけど結構くる。でも、1人じゃないから自然と頑張れている。何故か社長やマネージャーには辛い時直ぐにバレていて話を聞くために連れ出してくれたりもするぐらいだ。

「おーい!亮大ー!」
「あー!やっときたー!」
「亮大、お疲れ様」
「みんなおまたせ。今日もレッスン頑張ろうな!」
「亮大、無理だけはするなよ?俺たちがいるんだから頼ってくれよな」
「そうだぞ!俺たちは5人でUNIVERSEなんだから」

社長、俺はメンバー思いな素敵なメンバーと一緒にアイドルをしていてとても楽しいです。あの日落ちたと思ってたけど合格くれて本当に感謝してます。そして梓のことも……。

「みんなありがとう」


END
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