MapleProject〜Happybirthday〜
第13章 アリア・ロジャース誕生日特別ss
私がアイドルになった理由か……
――
今日は日本人の留学生が来るみたい。
みんなそれではしゃいでるけど、どうしてそれではしゃげるのかしら……
ガラガラ……
「はーい!静かにー!みんな情報が早いんだから。珍しい時期に留学生が来ました!紹介するわね!財前類ちゃんよ!」
『財前類です。よろしくお願いします』
そう自己紹介した彼女はとても美人で目を惹かれた。
「とりあえず……アリアの隣に座ってくれる?HR始めるわよー」
運良く私の隣に来た彼女。
これはチャンスって思ったわ。
だって彼女ほんとに可愛いんだもん!!!
「やほー!私はアリア。これからよろしくね!」
『類です。よろしく!』
「るいって呼んでいい?」
『いいよ?じゃあ私はアリアって呼んでいい?』
「もちろん!」
これがるいとの出会い。
それからというもの校内を案内したりして
るいとはたくさん話をした。
私この時違和感なしに英語で会話をしていたんだけど……るい英語が上手なのよ!
なんのために留学したの?って思ったわ。
『なんのために留学したかって思ってない?』
声に出てたのか?って思ったけどその聞き方は顔に出てたみたいね……。
『音楽を学びに来たの』
確かにここは音楽も学べる。
「音楽が好きなの?」
『好きだよ!いずれは事務所を立ち上げたいとも思ってるぐらいには好き』
「なるほどね……」
『アリアは?』
「私ももちろん好きよ!踊るのも好きだけどね!」
『なら、アイドルは?』
「アイドル……確かに?でもあまりいいパフォーマンスはしないイメージがあるけど……」
『そんなの私が立ち上げる事務所でパフォーマンスも歌もこだわればいいじゃん!』
「確かに……自信満々ね」
『そう?でも事務所を立ち上げたら是非アリアにも来て欲しいな』
「楽しそうね。是非と言いたいところだけど歌もダンスも見てないのに何を根拠に?」
『勘?なんかアリアならいいと思ったから!』
「あんたね……」
『ねえ、アリアあそこは何?』