MapleProject〜Happybirthday〜
第11章 吉岡晃誕生日特別ss
「~~♪~~~♪」
『はいOK! 晃くん、 また歌上手くなったね。 ボイトレ頑張ってる
の?』
「ほんとですか!? ありがとうございます! 頑張ってるのは僕だけじゃないですから。 みんなに負けないようにしてるだけです」
『そっかそっか! メンバーのみんなは仲間でありライバルなんだね! メンバー同士切磋琢磨して高め合う。 いいねえ、 青春だねえ!』
「あはは...。 あ、 社長! お疲れ様です! 見に来てくれたんですか?」
『お疲れ様、 晃。 うん、 しっかり聞いてたよ!』
『社長さん! 晃くん、 前よりさらに歌上手くなったと思いません?』
『思う思う! 晃、 頑張ったね!』
「社長まで…..。 ありがとうございます!」
『….ねぇ晃。 ちょっといい?』
「なんですか?」
『お父様のレストランはどう?』
「おかげ様で経営は順調です!」
『そっか。……. 晃はさ、 アイドル辞めたいと思ってる?』
「冗談はやめてください。 辞めるわけないでしょう? 歌うことも、踊ることも、 大好きなんです。 それに、 大切な仲間も出来た」
そう言って振り返った視線の先には INDIV のメンバーがいる。
吉岡くんはオーディションでの宣言通り、 自分で入所金もレッスン料も払った。 そして今、 IN:DIVとしてデビューして有名になっている。
オーディションのときの吉岡くんは、 思いつめた結果として覚悟を決めていた。 だが、 今の吉岡くんは心からアイドルを楽しんで、 辞めないという覚悟を持っている。 これからも彼が、 IN: DIV が活躍し続けられるよう、 しっかり支えないとね。
END