MapleProject〜Happybirthday〜
第5章 白雪美波誕生日特別ss
「美波!そこはこうした方がいいんじゃない?」
「なるほど!だったら、 いろはがここをこうすれば….」
『2人とも何してるの?』
「あ、お疲れ様です社長!今、 美波とダンスのフリーの部
分をどうするか話してたんです!」
『んー…..…..、ここで美波はこう、いろははこっちの方がもっと良くなるんじゃない?』
「わっ、すごい!さすが社長!」
「ねぇ社長? 聞きたいことがあるんですけど…..」
『美波 ? どうしたの、 改まって』
「どうして私を合格にしてくれたのかな、って…..。あの時ダメ出しされたから、てっきり落ちたものだと...」
『2人の相乗効果に期待したの。 やり方が下手だったから輝きを相殺してただけで、上手くやれば何倍にも輝けると思ったから。 そして、そのやり方を考えるのが私たちスタ
ッフ、でしょ?』
『社長!こんなところに! 会議の時間過ぎてます!先方を待たせてるんですから早く行ってください! IN: DIVもそろそろ次のレッスンに行きますよ』
「社長何してるんですか…..」
「ちゃんと会議は出てください」
『えー...、 会議めんどくさーい!』
そう言いながら社長は会議部屋へ向かって行った。
あれから白雪さんは少しずつ自分をアピールするようになってきた。 そして今、 春風さんとの阿吽の呼吸のパフォーマンスはファンが待ち望むくらい人気になっている。
社長の賭けは成功している。 これからも2人らしく輝き続けられるよう、 しっかり支えないとね。
END