第3章 場地圭介(社会人)×千冬の親友ヒロイン(大学生)②
どちらからともなく引かれ合うように唇を重ねれば、耳元で「すげー幸せ」と囁いてくれた。同じ気持ちでいられたことが嬉しくて、私はぎゅっと圭介くんの背中に両腕を回した。
「めっちゃ気持ちよかった」
「ほんと?」
「おう。ちゃんのナカでチンコ擦りすぎて痛いくらいだワ」
「ばか!」
「ははっ。なあ、腰痛くね?」
「ん……大丈夫。平気」
「ならよかった」
そう言った彼は私のお尻をやわやわと撫でながら、まだ硬さの戻りきらないモノを押し込むようにぐっぐっと腰を動かし始めた。その度にこぼれ出る精液を気にする余裕もなく、いきなりのことに目を白黒させているとこの上ない笑顔で──。
「んじゃもっ回ヤるか」
と言った圭介くんに空いた口が塞がらない。
「し、心配してくれたんじゃないの!?」
「心配しただろーが。で、大丈夫だったからもっ回ヤる」
「いやいや! もう無理だよ!」
「ンなもんヤッてみねーとわかんねェだろ」
「腰が痛くなってからじゃ遅いんでしょ!」
「俺がどんだけ待ったと思ってんだよ」
「う……そ、それを言われるとなんとも……」
「おとなしく待てができてたイイ子にはご褒美が必要だろ?」
「それ自分で言う!?」
「ちゃあんと可愛がってくれよ? じゃねーと……飼い犬に手を噛まれることになるかもしんねぇからな? ちゃん」
誰か私の恋人に狂犬注意のシールを貼ってください。あと近づくな危険のシールも。
「一晩かけてチンコの形と精液の味、ちゃんのマンコに覚えさせてやっから。覚悟しろ」
果たして可愛がられているのは圭介くんなのか私なのか。わかりきった答えを導きだす間もなく、まあ私の淫らな声が部屋中に響き渡った。
END