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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第12章 麗しい華姫、爆誕 海兵side



ドフラミンゴ「あ゛あ゛っ?!おい待て変態ってなんだ、せめて海賊らしいと言いやがれ!!」

ガープ「だったら言い直してやろう!!年下女性緊縛趣味の王下七武海……ドンキホーテ・ドフラミンゴ!!」

ドフラミンゴ「な ん で そ う な る ! ! !」




何故かちゃん本人よりもキレてるガープ中将だけど、確かに今のドフラミンゴの絵面は完全にアウトだ。ボロクソ言われて必死に否定している姿は可哀想だけども……。とは言え、上半身とすね毛を晒しているのは海賊だけの話じゃないし、普通ならその人の格好について一々文句は無い。けれど、いかんせんこの男、今の状況とグラサンとピンクのコートが似合いすぎていた。もはや罪の匂いしかしない、ちょっかいを掛けたのは多分嫌がらせ(好戦的)だろうけど……


そうして散々言われてしまったドフラミンゴが額にぶっとい青筋を浮かべてブチ切れた




ドフラミンゴ「チッ……ふざけた冤罪作るのはやめてくれねぇか?俺はただ、こんな無害そうな小娘のイカれ具合に興味があっただけなんだぜ?」


「……ふふふっ。だからって通りすがりに能力を使って、人の飲み物も駄目しますか普通?せっかく任務で行ってた島でご厚意を頂いたのに、こんな事されたら困りますよ」


ブチブチブチッ……!!!


ドフラミンゴ「おいおい、マジで怪力か……」




捕まった状態のままで黙って話を聞いていたちゃんだけど、遂にドフラミンゴの主張に貼り付けられた満面の笑顔で突き刺すような威圧感を放っていて。そしてドフラミンゴのイトイトの能力である拘束の糸を、腕や足に武装色を纏って軽々と身動きしながら千切るように解いて床に降り立った。結構強引なやり方なのに全身無傷ですんでいて、さしものドフラミンゴも口角が引き攣って体躯に見合わぬその怪力に混乱するばかり……


しかし拘束を逃れた彼女は床に落ちて溢れた飲み物のそばでしゃがみ込み、「美味しかったのに……」と落ち込んでいてガープ中将はドフラミンゴの脇を何度か小突いていた。その後、ドフラミンゴはちゃんに飲み物を奢ってあげたそうだ───
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