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転生しちゃった元鬼殺隊士の救済録

第12章 麗しい華姫、爆誕 海兵side



「……いきなり誰かと思えば、ドンキホーテ・ドフラミンゴさん。びっくりしましたよ、私に何か?」

ドフラミンゴ「フフフフフ……びっくりしたって顔じゃねえな。なぁに、鷹の目と互角に戦った嬢ちゃんに興味が湧いてな」




ニヤニヤと嫌な笑い方で宙吊りにしたちゃんのそばまで歩み寄り、意味深な事を言い出すドフラミンゴ。近くを通って目撃していた私や周囲の海兵達も他人であるが、この台詞には恐怖のあまりゾワッと不快なものが背中を這い上がった気がした。なのに当の本人であるちゃんは顔を顰めて嫌そうにしているだけで、微塵も怖がっている様子がない


ガープ中将もこのお孫さんもほんとにヤバすぎるんだけど……。と言うか、この状況見たらガープ中将怒らない?本部壊れるんじゃない?そう思っては全員で冷や汗を流して見守っていると、私達の背後から突然、茶色の物体が物凄い速さで飛んできてドフラミンゴの脳天にクリーンヒットした!!フラグは回収される……




ドフラミンゴ「いてぇっ?!誰が何投げやがった?!!」

「貴様には武装色せんべえで十分じゃ!!ワシの可愛い孫娘に手を出しおって!!」

「あっ、ガープ中将だ」




そうして私達の後ろから現れたのは怒りの形相をしたガープ中将で、そんな祖父の登場にちゃんが「やっほー」と手首を振って無邪気な笑顔を浮かべていた、それが何とも呑気ながらに可憐で、思わず此処が最悪な状況になった事を忘れて彼女の綺麗な笑顔に見惚れてしまい、同性の私さえ一般海兵の男達一緒にドキッとなって頬を赤らめて騒めいて。しかしガープ中将が投げた飛来物が何かを思い出すと、すぐに全員がハッと我に返った。彼は間違いなく言ったのだ、ドフラミンゴに覇気を纏ったせんべいを投げたと……。そして、彼らの破茶滅茶なやり取りの本番はこれからである……




ガープ「さっさとを離さんか、ドフラミンゴ!!そうやって15歳の女の子を宙吊りで縛るとは、貴様の破廉恥な趣味にワシの可愛い孫娘を巻き込みおって!!」

ドフラミンゴ「あ゛あ゛?」

ガープ「失せろ変態め!!大体お前さんは全身が白とピンクで奇抜すぎるし、上半身とスネ毛は見せびらかすし、グラサンにピアスにファーコート!!興味が湧いて捕まえた子供にニヤニヤしおって!!」

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