第1章 憎い敵・・・でも、好き【赤頭巾】
昔、この世界では狼達と人間達が仲良く共生して生きていました・・・。
しかし、ある時狼達が人間達を襲うようになり人間達は突然の事に戸惑いました。
今まで一緒に仲良く住んでいたのに・・・と、
そして、人間達は決断しました
“狼達を殺すことを”
ほっておけば、自分たちが殺されるのです
それは、仕方のないことだと他の人間も賛同し、人間達はある組織をつくります
狼達を殺すことを専門とする殺し屋たちの組織を・・・
その組織の者たちは当初、白のマントにフードを被り狼達が拠点としていた山に行き狼達を殺していきました・・・。
それを、偶然見た住民達は皆その姿に驚きました
そして、その住民たちは口々にこう言ったそうです・・・。
「あの白のマントにフードを被り狼の血を浴びた殺し屋は今まで白のマントにフードを被っていたのかと疑うくらい赤く染まっていた」と・・・
それから、その組織の者たちはこう呼ばれるようになりました・・・
“赤ずきん”と・・・