第10章 乱痴気

アルドは顔を上げ、口角を持ち上げる。

「なんだちゃん、俺様のがもう欲しいのか？」

「違い、ます……っ、わたし、は……」

ふるふると首を振るの下半身にアルドが潜り込む。

「あッ……あ」

「俺様が楽にしてやるからな」

の両脚に手をやり、ぱかっと左右に開いた。

鼻先を寄せ、濡れた秘部をつつく。

ぐずぐずに潤んだ穴がひくつき、蜜を滴らせた。

「甘いな……堪らん匂いだ」

息を荒くしながら鼻先を擦り寄せ、長い舌を伸ばす。

生暖かい舌が触れ、表面を刺激する。

とろとろと溢れる蜜を舐め取った。

「んッ、ん……！」

大きな手での足を押さえつけ、舌を上下させる。

舌が緩んだ秘部を押し開き、腫れた襞を揺らめかせる。

「ううぅっ、あッ！」

穴に舌先が入り込み、中をぴったりと埋める。

唾液で濡れそぼった舌が中を這い回り、水音を立てて掻き回す。

ざらついた内壁を舌が舐め回し、じゅぷじゅぷと前後する。

太い舌が抜き差しされ、入り口を締め付ける。

柔らかい舌先が丸まって奥を舐め上げ刺激する。

中でうねうねと蠢き、激しく這い回った。

下腹部が甘く疼き、足先にピクピクと力が入る。

その間も熱い舌が中を動き回り続ける。

背筋を伸ばしながら腰を震わせる。

「あ、んンッ……ぁあっ！」

シーツをキツく握りしめた。

腹の奥から快感が昇り、は呼吸を乱す。

中をきゅっきゅっと締め上げながら、絶頂の快感に下半身をもどかしげに揺らした。

アルドの舌が中から抜かれる刺激にもぴくっと眉を跳ねさせる。

硬くなった花芯が切なげにヒクヒクと震える。

アルドは舌なめずりをし、熱っぽい目でを見下ろした。

「ン……はは、もう達したのか？」

深く息を吐きながら、目をぎらつかせる。

「そんなに感じやすいなら大丈夫だ、俺様のも……受け入れてくれるよな」