第16章 二匹の獣
ヴィークはアルドからへと視線を移し、
「……様、いかがでしょうか」
そろそろと表情を窺う。
ヴィークの質問には頬を赤らめ、アルドの胸元に顔を埋めるように視線を逸らす。
アルドは笑いを零す。
の髪を片手間に撫で、
「ヴィーク、無粋な事訊いてんじゃねえよ」
「申し訳ございません……」
「ちゃんがドロッドロに感じてる事くらい、見れば分かるだろ?」
ニヤけた表情を浮かべると、の両膝の下に手をやる。
大きな手で太腿を包むように持ち、大きく開脚させた。
「ッ……」
ヴィークの目が丸く見開かれた。
喉を上下し、一心不乱に舐めしゃぶっていたそこに改めて視線を注ぐ。
潤んだ孔からはとめどなく蜜が溢れ、自身を誘うようにひくつく。
真っ赤に色づいた蕾が硬く隆起し、薄皮に包まれた内核を疼かせていた。
アルドが薄く笑う。
「あまり焦らすのは俺様の趣味じゃないからな。イかせてやれ」
ヴィークは一も二もなく頷き、の火照った秘部に顔を埋めた。
つんと尖った先端にキスをし、指先でゆっくりと周辺に触れる。