第3章 直球 轟焦凍
轟「……よくわからねぇ。」
「……え?」
轟「それは断る理由にはならねぇだろ。」
「…」(え……ならないの…?)
轟「俺とお前が違うのは当たり前だろ。それに、釣り合う釣り合わねぇとか関係ない。俺はお前のことが好きだ。他の奴らは笑ったりなんかしねぇよ。」
「…た…しかに…。」
轟「菜月。」
「!…」
轟「好きだ。お前が、好きだ。」
「っ…。」(直球…なんだよ本当に…。)
轟「…やっぱり答え、まだ待つ。言いたくなったらまた言ってくれ。」
彼は私の横を通り過ぎ、寮に戻っていった。
「…////」
その場にしゃがんでしまった。
*
その日から、彼のことが少しずつ気になるようになってしまった。
Fin