第3章 有涯《ポートガス・D・エース》
何か言いたそうなエースだったが、ルフィが「早く行くぞエース!」と言い、2人で逃げ出そうとする。
するとエースは最後に後ろを振り返りリンに太陽のように眩しい笑顔を見せた。
「俺も…海軍はクソばっかりじゃねぇって知れた。
諦めずお前を口説いて正解だった。絶対いつかお前を迎えに行くから、その時はちゃんと準備しとけよ!!」
じゃあな!!!とエースは叫び炎の渦に消えていった。
『それ相応の罰は受けます。すみません。』
「…まぁこうなると思ったわい。」
しかし、リンの気持ちは晴れない。
またいつか再会ができる。なんてこれっぽちも思っていない。
リンはエースを見送ることなく振り向きもせずにすぐに本部へ戻ろうとした。
まるで、今から起こることが分かっているように。