第2章 君とタバコ。《スモーカー》
『私がなんでスモーカーさんと同じ葉巻吸ってるか知ってます?』
「…」
『ふふっ、私スモーカーさんの真似したんです。少しでもスモーカーさんに近づきたくて。だか…きゃっ』
「てめぇ酔いすぎた。今自分がどんな立場にいるか分かってんのか」
急にスモーカーが上に乗っかり、リンの手を上に固定する。
リンはびっくりして、その場で固まってしまう。
スモーカーは真っ直ぐリンを見つめたまま顔を近づける。
『んっ…スモ…ーカー、、さんっ…』
どんどん深くなるキスにリンは必死だった。
やっと離れたと思えば、いつの間にか下着姿になっていてホックも外される。
慌てて隠せばスモーカーは鼻で笑った。
「そんな隠すもんじゃねぇだろ」
『なっ…!パワハラの次はセクハラですか!』
「そんな冗談言えるとは随分余裕だな」
『うっ…ぁっ…』
「したはもうグチョグチョなのにな。」
ソコに手を当て丁寧に解す。
あまりにも上手い前戯にリンは言葉になってない声を出すことしか出来なかった。