第2章 君とタバコ。《スモーカー》
『私コビーくんたちと飲みに来たんですけど。』
「しるか。」
『パワハラだ…』
何故か、スモーカーはリンだけ隣に座らせコビー達は少し遠い席にに座らせた。
コビーたちと飲む気満々だったため、スモーカーに文句を言いつつもどんどんカクテルを喉に流し込んでいた。
「あいつらと仲いいのか」
『え?まぁ、何度か一緒に仕事したんで。』
「そうか。」
『というわけでコビーくんたちの所へ行っても?』
「上司との酒が優先だろ」
『パワハラだ…』
頭を抱えて文句を言うリンを見て少し笑うスモーカー。
恐らく彼もまた、少し酒が回っているのだろう。