第12章 瞳の奥をのぞかせて《モンキー・D・ルフィ》
ルフィはそんなリンを見ると、「まあおめーが見たくないならいいけど」と言う。
少し震えるリンの手をツンツンとして、ルフィはにっこり笑う。
「おめーちょっと付き合え」
『え?…うわぁっ!!』
ルフィはリンを抱えると、近くの建物に腕を伸ばす。
フランキーはそんなルフィを見て「ナミがそろそろ帰ってくるぞ」と言ったがルフィには伝わってないらしい。
そのまま少し遠くに行くと、カーカーと鳥の声がいつもより近くに聞こえる。
『ちょっ…今どこにいるんですか!?』
「ん?1番たけーところ。」