第11章 花火《トラファルガー・ロー》
「キャプテン???」
「…なんだ」
ボーッとしていたのかローはベポに肩を叩かれハッとする。
今向かっている街は花火が毎日上がる街である。
ローはため息をつきながらも船からおりる。
するとシャチとペンギンの話が聞こえた。
「この街には白い女神がいるらしいぜ」
「すげえ美しいって噂のだろ??」
ローは思わずペンギンたちの方へ向かいその女神がいる場所を聞く。
数年前の大火事で彼女は死んだはず。
なのにその噂がどうしても他人事とは思えなかった。
ローは急いで女神がいる場所に向かった。
小さな建物。そこには花火のような美しいデザインが描かれている。
ノックもせずにドアを開けローは中にいる女性を見て微笑んだ。
「はぁはぁ、、、待たせたな、、、
リン」