第11章 花火《トラファルガー・ロー》
それから数日後ローはコラソンの帰りを待っていた。
大きな荷物を抱えて、病院の前に座る。
『本当に行っちゃうの?』
「あぁ、悪魔の実の情報が入ったらしい。
これを食べればお前も俺も普通の人間に戻るんだ。」
『ふーん。』
興味無さそうに呟くと、遠くからコラソンが見えた。ローは立ち上がるとリンの方を振り返り口を開く。
「お前俺が治療しに来るまで生きとけよ。」
『ふふっ、頑張ってみるね』
そう言うとローは少しほほえみ街を離れた。
リンの珀鉛病を、、、自分の珀鉛病を治す為に、、、