第10章 へたれ男《コビー》
私はカフェラテ、ヒナさんはブラックコーヒーを飲みながら世間話をする。最近麦わらの一味が世間を騒がせている。この前はクロコダイルを倒したとか。
まぁ私七武海嫌いだし。全然麦わら君に拍手を差しあげたい。
「スモーカー君が麦わらと接点がよくあるのよね」
『スモーカーさんが?』
「うん、以外と麦わらの事好きだと思う」
ふふっと笑うヒナさんはとても美しい。
ヒナさんの笑顔を拝めていると聞き覚えのある声が後ろから聞こえた。
「ヒナ大佐!!リン大佐!!おはようございます!」
「おはよう」
『…』
先程も挨拶したじゃないか。どんだけ真面目なんだこいつは。
私が手に持っているおかきを見つけたコビーくんは指をさして、それなんですか?と聞く。
『ぬれおかき…』
「すみません僕ちょっとお腹すいてて…」
あぁ!くれって事ね!!そんなもんくれてやるよ!!