第9章 愛して《ドンキホーテ・ドフラミンゴ》
目が覚めると、行為を終えたままの状態で毛布も何もかけられいなかった。時間を見れば軽く30分は意識を飛ばしていたということになる。
リンは部屋の当たりを見渡せばドフラミンゴが静かにコーヒーを飲んでいた。
『布団をかけるくらいの優しさらないんですかね』
「…」
反応すらしてくれないドフラミンゴに悲しくなる。
先程の行為も全く愛のないものだった。それでもドフラミンゴと繋がれて嬉しいと思ってしまうリンがいる。
『…はぁ、』
「ため息つきたいのはこっちだ。」
ドフラミンゴの言葉に頭を傾げていると、リンの近くまで来た。
そのままリンの頬を真顔で掴む。