第6章 同僚を食べたい《サボ》
パンパンと部屋に響く音。
そのリズムと一緒にリンも鳴く。
逃げようとすれば、腰を押さえつけられ逃げれない。
『やぁっ…んっ…んっ…はぁっ』
「っ…、好き…好きだ…リン…」
『やだっ、やだっ』
どんどん深く激しくなっていく。
体制を変えられ、世にいう寝バックになればさらにリンの声が響く。
もう何度いったか分からず、頭は朦朧としていた。
「くっ…やば…」
時折聞こえてくるサボの余裕のない声にリンは、思わずキュンとしてしまう。
その瞬間サボから「お前…」と言われ余計に激しく動く。
『はげしっ…や…』
「くそっ…俺もそろそろ…」
余裕がなさそうに呟けば、再び腰を動かしリンも何も考えれなくなる。
数秒後サボがビクッとなり動きを止めた。
初めて感じる '' 男 ''にリンは、どうしようも出来なかった。