第25章 初めての夜

「…っはぁ、気持ち良いよ…ヒナ」




悟の碧く綺麗な瞳が私を見つめ、そしてその色っぽい声にゾクゾクと背中を震わせ自身の下肢にも熱が集まって行くのが分かる。




グチュグチュといつの間にか大きく立ち込めるいやらしい音に耳を寄せながら、ただひたすらに彼のペニスへとしゃぶりつき舌を絡め彼を気持ち良くしたいという一心で喉の奥まで咥え込めば。




「…っ、やっばい、いきそ…ヒナ離して…」




普段の彼からは想像も出来ないほどの切羽詰まった表情とその声色に、胸がギュッとして熱くなる。



悟は一向に動きを止めようとはしない私へヤバイと思ったのか、シーツに倒れ込んでいた上半身を起こし私の肩を押し上げようとするものの、グチュグチュと音を出しながら彼の大きくなったソレへと刺激を与え続ける私へ「ヒナ…ッ…本当にイッちゃうからッ」と焦ったように声を上げた。




「ちょっとヒナちゃん！聞いてる！？僕もう本当に限界なんだって！！」




という悟の声と共に、私はさらに手を動かすスピードを早め咥えていた口で強くしゃぶりついた。