第22章 愛しい瞳
身体中が焼けるように痛い。
キリキリとした痛みと、そして鈍痛のような痛みだ。
頭は釘でも刺されているんじゃないかというほどガンガンとして、喉はカラカラになって声が出るとは到底思えない。
たすけて
そう言いたいはずなのに、それは誰に届くんでもなく…ただ暗闇の中に消えていくだけ。
呼吸をするのも億劫だ。
身体を動かしたいとも思えない。
もういいか、このままで良いか。
どうせ頑張った所で何の意味もないのならば…
もう一層のこと。
深い眠りにつこうとしていたと思う。
もうどうでも良いやなんてヤケになりながら。
だけど何故か遠くの方で声がするのだ。
私の名前を呼ぶ誰かの声が