第18章 呪術界の中心
いや、何今の。反則だろ。反則すぎるだろ。
普段そんな事を思ってくれていたということだろうか。
何処まで僕を深い所まで落とせば気が済むんだか。
どこまでもどこまでも、まるで底がない湖のように。僕はどこまでも君に溺れ落ちていく。
「はぁ…一層のこと、君と一つになりたいよ。そうすれば片時も離れず側に居られるのに」
愛しい君と一つになりたい。
君にとって果てなく消えることのない、そんな存在になりたい。
君は僕をどう思っているのかな、僕と同じことを思ってくれはしないだろうか。
「…ヒナ、僕の可愛いヒナ。僕が居ないと生きていけなくなるほどに、君をどこまでも僕で狂わせたいよ」