第18章 呪術界の中心
「つまり悟があんな反抗期少年だったのは、私のせいだったってこと?」
「そうとも言えるね〜君が鈍感すぎるんだよ」
「鈍感じゃないってばー、呪霊と戦う時も察しは良い方だよ?」
「それとこれとは違うからね。花火の時だってきっと僕は二人きりが良かったのにヒナが傑と硝子でも誘ったんじゃない?それで多分怒ったんだろうねー。可愛いよね、僕って」
「嫉妬するのは可愛いけど、悟が怒るとその辺の人達が怒るのとはレベルが違う事態になるからなぁ。山に穴あけたり、地面エグったり」
「あははっ、それだけヒナへの愛が深かったって事だよね」
「夜蛾先生がそんな理由だったって知ったら、多分信じられないくらい怒るだろうね」
「夜蛾学長だって僕がヒナを好きなこと知ってたよ?」
「えぇ!?そうなの?恥ずかしすぎない?」
「なんなら君、僕のストッパー役にされてたからね」