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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第18章 呪術界の中心





沖縄出張から帰宅してしばらくしたころ、私達の結婚の準備が本格的に始まった。



あの沖縄の日、朝目が覚めると「やっぱり一刻も早く結婚したいから帰ったら準備始めよう!!ね?」と悟に満面の笑みで言われ、もちろん断るどころか私も笑顔で頷いたのだ。



すぐと言ってももちろんそんなすぐではない。五条家当主である悟はもちろん、そこそこの呪術師の家系である我が家。そんな二人が結婚するのだ。それはそれは面倒な挨拶回りやら結婚の準備が山のようにあった。



だけれど私達がまず初めに行ったのは、うちの親への挨拶だった。悟に「改めてヒナのご両親に挨拶に行きたい」と言われ、今さら必要があるのか?と思ったけれど、いざ両親に挨拶に行った日、悟は自分が昔から私を好きだったこと、今はお互い思い合い恋人として仲良く過ごしていること、絶対に私を幸せにすると。そんな内容の話を真剣な表情でしていた。



まさかそんな話をするとは思っていなかったから、私はもちろん驚いたし。私の両親はもっと驚いていたと思う。



母は「悟君ならヒナを幸せにしてくれるって分かっていたけど、二人が本当に幸せそうで良かった」と瞳をうるうるさせていたし、元々口数の多くない父は何も言わなかったけれど号泣しているのを見て、私達の気持ちを大層喜んでくれているのが分かった。


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