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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第13章 術式




こんなに家でゆっくり出来たのはいつぶりだろうなんて思いながら、自分達の仲の良さに思わず目尻を下げたくなる。



そういえば最近喧嘩してないな。というか、婚約してからは全くと言って良いほど喧嘩はしていないかもしれない。



大人になってからは、まぁそこまで喧嘩をするようなキッカケも無かったように思うが、それなりに本当に時々くだらない事で言い合いをしたりはしていたと思う。



私が買っておいた甘味を悟が勝手に食べただとか、七海君と二人で休日に、オススメのパン屋さんに行った時も何故か怒られて喧嘩したっけ。



だけれど婚約してからはそんなこともなく、私達にしてはとても穏やかに仲良く過ごしていたと思う。




だから、この当たり前みたいな毎日に。当然のように仲良しでいられると思っていた毎日に。ささやかな喧嘩がプラスされるだけで、それはそれは馬鹿みたいに大袈裟な喧嘩へと発展した。



だからきっとバチが当たったんだと思う。



良い歳してくだらない事を言い合った罰なのかもしれない。



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