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【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第13章 術式







「また随分と派手に暴れたねぇ」




五条は地上よりはるか上空から下を見下ろし、楽しそうにそう呟いた。




五条の見下ろす先には荒れに荒れ山道。




大きな岩の影に自身の可愛い生徒3人を見つける。服から何から随分とボロボロのようだか何とか平気そうだ。そんな3人は辺りを警戒するようにしてキョロキョロと視線を動かしている。




恐らくヒナに、近寄らないよう言われたのだろう。




その証拠に、荒れまくった瓦礫の方を3人とも心配そうに見つめていた。




そして五条はその中心部、瓦礫の上に立っている人物を見つめニヤリと口角を上げた。




「怒ると手が付けられなくなるのは相変わらずだね。本当昔からヤンチャなんだから」





いつもの雰囲気とは違うその人物を見つめて、五条はクスクスと楽しそうに笑う。





瓦礫の上には呪力が渦巻く短刀を片手に握りしめているヒナ。




そして、その目の前には白黒の身体に目をギョロつかせている特級呪霊の姿。




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