• テキストサイズ

【呪術廻戦】こんなにも君が好き

第9章 嫉妬とやら




ボーッとしていた頭が一瞬にしてクリアになっていく。何事かと思い辺りをキョロキョロと見渡せば、それがスマホの音だと気がついた。



どうやらそれは悟も同じらしく、一瞬にして現実に戻された感覚に何故か唖然とした気持ちでいると、悟はスマホの音を気にする事もなく再びキスの嵐を私へと落とす。




「…さと…る?…電話、なって…」



キスの合間舌を離した瞬間そう話せば、彼は何のこと?とでも言いたげに目を細めるばかりで今現在行われている行為を止める気配は微塵もない。



それどころか私のアソコを激しく出入りする指はスピードを増すばかりで「ふっ…んっ…あァ…だ、め…電話ッ」といつまで経っても切れる気配の無いスマホに緊急案件なのかと働き始めた脳がサイレンを鳴らし、目の前の彼の胸を少し強く揺さぶった。



さすがの悟も、私にそこまでされ仕方なしに電話に出る気になったのか「はあぁぁ」ととんでもなく大きなため息を吐き出すとチュッと優しく頬に一度キスをしてから私の乱れた服を軽く整え、そして布団をかけてくれる。


そのままもう一度大きなため息を吐き出した悟は「今何時だと思ってんだよ」という不満の声を漏らしながらベッドサイドへと座ると、脱ぎ捨てていた上着を拾いそこらかスマホを取り出した。


/ 581ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp