第14章 ー命を繋いでー
ゴクンゴクン………
(ユイ)お願い!!
目を覚まして!!
(シュウ)……………。
(レイジ)…………。
(ユイ)目を…目を覚まし…て…。
ポロ ポロ ポロ……
(???)うるせぇな…。
子供じゃあないならワンワン泣くなよ…。
(ユイ)ヒクっ!!
え・・・?
(???)何だよ
(ユイ)シュウ!!!
よかった……。
(???)まったく…
貴女は本当にダメなヒトですね・・ユイ。
(ユイ)レイジさん!!
(シュウ)なんでお前まで生きてんだ?
(レイジ)ユイが血を分けたからですよ…私にも
(シュウ)なんでコイツまで……
(ユイ)だって、生きて罪を償ってもらう方が苦しいでしょう?
(シュウ)はぁ…
俺はお前を二度許さねぇ・・・
だが、生きたんなら死ぬなよ…
もっと苦しんで生きろ
(レイジ)フフフ…。
分かりましたよシュウ
貴方も少しは成長しましたね…。
(シュウ)…………。
(ユイ)でも、二人はもう…その・・・
血を吸わないんでしょ?
(シュウ)お前は本当に学習しないんだな・・
お前の血で生きてるなら、もちろん吸うに決まってんだろ…。
でも、もうお前は餌じゃない
(ユイ)……………?