第10章 ー燃えた筈ノ記憶ー
こうして、夜遅くまで走り回った。
いつの間にか二人とも、疲れて寝てしまった…。
俺は、初めて「友達」が出来た。
嬉しかった…。
ああなるまでは……
ー次の日ー
(エドガー)おい!! 起きろ!!
シュウ!!
(シュウ)………エドガー…
(エドガー)シュウ!! 大変なんだ!!
(シュウ)どうした…?
(エドガー)俺の村が大きな火事にッ!!!
すぐに戻るから、シュウはここで待ってろ!!
(シュウ)あの火の中に行くのか?
(エドガー)シュウ!!
大丈夫だ!!!
必ず帰って来る!!!!
(シュウ)エドガーーーーーーーーーーー!!!!!!!
テクテクテクテク…
ボァーーーーーーーーーー………
(エドガー)うっ…。
うわぁーーーーーッ!!!!!
(シュウ)あっ!!!
エドガーーーーーー!!!
待ってて、今すぐに助けてやるから!!!
テクテクテクテクテク……
俺は、全速力で走った。
だが、もう遅かった…
目の前にいたのは、灰になったエドガーだった…
(シュウ)うわぁーーーーー!!!!
逝くな!!エドガーーーーーー!!!!