第11章 ◆ 初めて ◆ 夢主視点 ◆

その日ローは1日医務室から出て来なくて
「晩ご飯の時間ですよー」って
ペンギンが声をかけに行ってる時だった







ｼｬﾁ）「んで、キャプテンの能力で…」

「え？！そんな事あるの？！」






私達は晩ご飯を前に
ローと一緒に食べるのに話をしながら待っていた




ローを待ってる間に
いつもの…ローの「バラす」ってやつを聞いてきて
私は興味津々で
ロー達が食堂に入っていていたのに気付かなかった






生首でも生きてるって生きて



手足もバラバラになるけどくっつくって聞いて



私は机に身を乗り出し
シャチの頬に手を当て
首に傷口とかないのか確認するのに
シャチの首元を覗き込んでいた時だった





























ロー）「随分楽しそうだな」






























地を這うような低い声










今まで聞いたことの無いような…声に





ローを待っていたメンバーは固まった















ゆっくり視線を向ければ



そこにいたのは



今まで見た事ないぐらい怒ってる顔をしたローと
顔を青くしているペンギンだった








ローの顔と声に言葉を失っていたら
ローはシャチの頬に触れている私の手を取って
部屋に飛んだ