* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第10章 ◇ 不安 ◇ 夢主視点 ◇
ロー)「…お前が水の中に消えたら…俺は…」
「…ロー…」
ロー)「…俺は、能力者だから泳げない…から…」
「…ロー…落ち着いて…喋らなくていいよ」
ロー)「…」
私がそう言えばローの腕には力が入った
私はローが少しでも落ち着いたらいいなって思って
ローの頭を優しく撫でて空いてる片手で優しく抱き締めた
「…安心する?」
ロー)「…」
「…触れるだけじゃ安心しない?どうしたらあなたは安心する?」
ロー)「…」
「…私の心臓を…あなたにあげたら、安心する?」
私の当然の言葉にローは驚いたのか勢いよく体を起こした
私に跨って上から見下ろされて
私を見下ろしている目は見開いて、揺れていた
ロー)「…お、前…」
「私の心臓をあなたが持っているなら…私はあなたから離れられないよ。離れるつもりも、この船から降りるつもりもないけど」
ロー)「…」
「前に渡した物じゃ心細いんでしょ?言葉も不安なんでしょ?…だから心臓を…あなたに渡すよ…それで安心する?」
ロー)「…っ…」
ローが泣きそうだ
泣くのを我慢するような
歯を食いしばって
目を力を入れて
涙を耐えている様な
そんな顔をしている様に見える
☆☆☆
ローならシャンブルズ出来るって思ったけど
それは心に秘めといて下さい(笑)
☆☆☆