第8章 ◇ 誕生日 ◇ 夢主視点 ◇

ロー）「まだ夜中だ…寝てていい」

「…ローは？」

ロー）「…起きとく」

「なら私も起きとく…邪魔じゃないなら」

ロー）「…邪魔じゃない…トランプでもするか？」

「2人で？なら皆を起こそうよ。皆でトランプしよ」

ロー）「シャチとペンギンならさっきまで食堂にいた…まだいると思うが」

「なら食堂行こう？」






ローの手を取ってそう言えばローは動こうとしなかった





「ロー？」






首を傾げていればローに倒された






「え？」

ロー）「ここにいろ」

「え？」





私の上にいるローの顔を見れば不思議な顔をしていた





「ロー？」

ロー）「…」

「…なんでそんな顔をしてるの？」

ロー）「…」






私がそう聞けばローは私の胸元に顔を埋めて抱き締められた






「…落ち着かないの？」

ロー）「…黙ってろ」

「ふふっ。分かりましたよー」






私は手探りで布団を取ってローに掛けて
ローを抱き締めて頭を撫でた





次第にローの力が抜けてローが眠りについた





ローが寝れるならいいや





そう思って私も目を閉じた