• テキストサイズ

* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】

第6章 ◇ 雨 ◇ 夢主視点 ◇







雨は…私の好きな物を奪っていく




















「…雨は…嫌いだ…」




















?)「…なら部屋に戻れ」


「ぇ?」








雨の中…いるはずのない声が耳に届いて驚いて

ゆっくり後ろを振り向けば


私と同じように…雨に濡れてるローがいた




雨に濡れる髪の毛を煩わしそうに、かきあげて


普段見えにくい金色の瞳が私を見つめた








誰もいないと思ったから…



当然のローの登場に言葉を失った





「ぇっ、ぁっ、」





言葉にならない声が私の口から出る


雨の音で…私の声はかき消される





ロー)「お前、こんな雨の中何してやがる。さっさと部屋に戻るぞ」




ローはそう言いながら私に手を伸ばして

私の頬に張り付いた髪の毛に取り払って


そしてそのまま頬も撫でるように触れた



























雨で冷えていた私に触れるローの手が







体温が、温かくて












少し…泣きそうになった

























雨の日は…




熱を奪われた…冷えた体にしか






触れてこなかったから









/ 353ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp