第5章 ◆ 尋問 ◆ ロー視点 ◆

「もう終わるけどこの人どうするの？」

「「え？」」

ロー）「…終わるのか？」

「うん。特に使えそうな情報無かったから…このまま眠らせれるけど…海賊って尋問終わった後、どうするの？」

「「「…」」」

ｸﾛｶﾞﾈ）「はぁ…しばらくそのまま眠らせとけ…そんな奴でも賞金首…海軍にでも引き渡せ」

「ジジィ…この人が賞金首って知ってたの？」

ｸﾛｶﾞﾈ）「お前…知らんかったんか」

「あの人が自分で答えてくれたよ。幻覚の中で。自分は5000万の賞金首だって」

ロー）「…他には？」

「え？なんかグランドラインのどっかの島の出身でその時攻めてきた海賊を村人で全員で倒して…人を殺すのが楽しくなっちゃったんだって」

「「は？」」

「海賊になったのはそんな理由らしい…仲間の中に殺したい奴がいる。そいつを殺すのは自分だから解放してくれって…幻覚の中の彼は今も面白いぐらいペラペラ喋ってくれてるよ」

ｼｬﾁ）「船長なのに仲間に殺したい奴がいるのか？」

「変な海賊団だよねー。なんかね、ある島で狙ってた女を取られたとかなんとか⋯」

ﾍﾟﾝｷﾞﾝ）「そんな事で？」

「ねー、凄いよね⋯男ってよく分からない」

「「安心しろ。それは俺たちも分からない」」











そう言ったアヤは体ごと男に向き直して俺達も男に視線を向けた







男は死んだように眠っていた