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* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】

第23章 ◆ 夢での出会い ◆ 夢主視点 ◆







「本当に…そんな、事が…出来るの?」

嚇母)“でも…3つ、問題があるけど…”

「問題?」

嚇母)“…1つは…ここにいる彼は魂だけだから、もし僕達みたいに口寄せになったとしても記憶があるか分からない。ましてや違う世界の人間を口寄せにした事がないから…正直、かなり時間がかかると思う。出来ない事はないと思うんだよね。世界は違えど人間は人間。口寄せには出来ると思う”

「…」

嚇母)“…2つ…口寄せになる媒体って言ったらいいかな…体となる器がないからそれを用意しないといけない”

「…」

嚇母)“…3つ…ここの問題だ”

「ここ?」








嚇母はゆっくり飛び上がって私の涙を拭きながら話を続けた







嚇母)“1つ目は長に頼むとして…2つ目の問題はどうしようか?…新しく何かの体を用意するしかないんだけど”








私の涙を拭き終わった嚇母は腕を組みながら浮いている








「…少し、考えとく…探してみる」

嚇母)“…そうだね…後は3つ目だ”

「ここがどうしたの?」

嚇母)“ここは彼の世界…ここで死んだのなら、まだそこに魂があるけど…口寄せする前にこの世界を閉じてしまったら彼の魂はずっとここから出られない”

「…それって…」

嚇母)“彼を口寄せにするなら…彼とこの世界を一緒に連れて行かないといけない…必然的にここが君の異空間になる”

「…え?」






話が難しすぎて涙が止まってるんだが…





ただ、分かる事










「私、またここに…来れる…の?」

嚇母)“今度は体ごとね。なんならローも連れて来れるよ…彼じゃなく、君のローをね”

「私、ここにいるローを…置いて行かなくていいの?」

嚇母)“それは大丈夫。これからは一緒にいられる”

「私、ローを…独りにしなくていいの?」

嚇母)“そうだよ。ここにいるローも独りにならない…安心して”

「…ありがとう…」

嚇母)“…彼に会うには時間がかかるからこの小さな世界を君の好きに変えればいい…それまで、守り石に入れてていい?”

「…うん…よろしく」

嚇母)“分かった”







私は胸元の術式から守り石を取り出して嚇母に渡した







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