第23章 ◆ 夢での出会い ◆ 夢主視点 ◆

「…ロー？」

ロー）「お前は、本当に…まだ、ちゃんと生きてるんだな」

「…」






その言葉に…どう反応していいか分からなかった






























視界を動かせば目に映る










地面に転がっているひとつの心臓










前にローが私から取ったやつみたいだった










ロー）「お前は…俺の知ってるアヤじゃ、ねぇんだな」










ここに来た時
ローのお腹の上に置かれて大事そうに抱えられていた心臓










その心臓は動いてなくて










その持ち主が…どうなったかは簡単に想像出来る










恐らく…その心臓は…私の…










「私は私だよ…どこにいっても、あなたの知ってる私だよ」

ロー）「…気休め、言うな…」

「…」

ロー）「…お前は……お前、は…」

「…」

ロー）「お前の俺は…死なせるな…」

「…うん」

ロー）「お前の俺に、そう伝えろ…絶対に…」

「…うん」

ロー）「お前の俺が、もし、お前を、アヤを死なせたら…俺が殺しに行ってやる…」

「…」

ロー）「絶対に、伝えろ…絶対に、」

「…うん」