* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第21章 ◆ かっこいいは罪 ◆ 夢主視点 ◆
「それでね、シャツのローがかっこよ過ぎて無理。死にそうなの。ローに殺されたらどうしよう」
イッカク)「いきなり来て何を言うかと思えば…珍しいね。アヤがそう言うの」
思わず誰かに言いたくなった私は食堂に向かった
中を覗けば休憩していたイッカクを見つけて
愚痴っちゃった
イッカクは私のマシンガントークに珍しそうな顔をしながらコーヒーを飲んで私の話を聞いてくれている
「言わないだけで普段から思ってるから。今日シャツ着てるじゃん?それ見てたらちょっと我慢出来なくて、言いたいから言わして?ローはかっこいい。ローはずるい。ローはやばい。ローはおかしい。ローは…」
イッカク)「あーもういいよ!それ私じゃなくて本人の前で言いなよ」
「言えないよ!言ったら絶対イタズラされるに決まってる!」
イッカク)「イタズラ?どういう事?」
「私がローの事褒めたら絶対ニヤニヤしながらいじめてくるに決まってる。ローにバレないようにガン見してるのがいいんだよ」
イッカク)「…何されたの?」
「…前に部屋で本を読んでた時に…珍しくメガネかけてて」
イッカク)「ほぅ…んで?」
「『メガネのロー、かっこいいね』って呟いたら『気分がいい』とか言ってメガネのまま抱かれて…」
イッカク)「あら、それはいい思い出来たじゃない」
「そ、そうなんだけど!それから部屋にいる時はしばらくメガネ姿で、私なんか恥ずかしくてローの事見れなくて…なのにめっちゃ…」
イッカク)「もういいって。それよりアヤってメガネ属性なの?」
「普段付けない人がたまに付けるメガネがいいんだよ」
イッカク)「それは分からなくもないけど…メガネはともかく…そのアヤの反応…バレてるんじゃないの?」
「え?!」
イッカク)「キャプテン、たまに上機嫌の時あるわよね…特に暖かい気候に入った時」
「え、え?」
イッカク)「気付いてなかったの?アヤが来てからシャツとか着るの増えた気がする」
「…う"ぇ、それって…」