第17章 ◆ 拒否 ◆ 夢主視点 ◆

ローの腕の中で息を整えていたら
ローが体を起こしたから離れてしまった




ローは体を起こして私をジッと見ていた





「…ろぉ…キス」





それだけ言うと
ローはニヤリと笑って「拒否する」って言ってきた






「…なんで？」

ロー）「お前が俺を拒否するからだ」

「むー…拒否する事を拒否する」

ロー）「ふっ、ワガママな奴」





ローはそう言いながら頬を撫でてキスしてくれた





口にキスした後
おでこにもキスして目を開ければローに体を起こされた






ロー）「続きはまた後でな」

「…拒否する」

ロー）「あぁ？拒否だと？」






私が拒否すればローの眉間に皺が寄る



私はローの頬に手を伸ばした






「拒否の意味が違う」

ロー）「意味？」

「…私が、拒否するのは…後じゃなくて、まだ、その…」






恥ずかしくなって来た




思わず…視線を逸らしてしまった






ロー）「ちゃんと言え」

「…まだ続けたい…ローを、感じたい」

ロー）「…」

「あ、後でもいいけど…その、」








私は何を言ってるんだ






顔が熱い





恥ずかしい