* 忍のハート ✿ 番外編 *【ONE PIECE】
第16章 ◇ クリスマス ◇ 夢主視点 ◇
「そんな声で…そんな、優しくされたら…」
ロー)「乱暴に聞いて欲しいか?」
「いや、台無しになるからやめて」
ロー)「なら優しい今のうちに話すんだな」
「えー、さっき無理には聞かないって言ったー」
ロー)「俺から無理には聞かない。が、お前から言いたくなるように仕向ける方法ならいくらでもある」
「…拷問や尋問なら無駄だよ?」
ロー)「あぁ。だから体で分からせる」
「あーなるほど…そっちの意地悪をされるわけね」
ロー)「だから優しく聞いてる今がチャンスだぞ」
「どっちにしろ答えないといけないのね…もぅ…」
私は小さく息を吐いて
ローの膝の上で寝返りをうって
ローの顔を見た
すぐ逸らしちゃったけど
私が体を動かしたから撫でていたローの手が離れたが
今度は髪の毛で遊ばれるようなローの手が私の髪に触れている
ロー)「話す気になったか?」
「…そんな、大した事じゃないのに…」
ロー)「なら言えるだろ?早く言ってみろ」
「…任務ばっかしてたからそんな行事ごととか、気にしてる余裕がなかった。後は単純の興味なかった」
ロー)「…」
「でもここに来てから楽しい事ばかりだから、正直皆が楽しそうにしてるのを見て…少し、羨ましかったって言うか…もう少し、あっちの世界でそういう行事ごとに参加すれば良かったなって…私は何も知らないんだなって…情けなくなったって言うか、そんな感じ」
ロー)「…」